〜乳児と幼児の違い〜

保育

乳児と幼児の違い。今回はこのテーマでもう一度

明日からの保育を見直していこうかと思います。

乳児と幼児の違い

  • できることが増える
  • 言葉の習得率が上がる
  • 運動能力が上がる
  • 人間関係が変わる
  • 体格が大きくなる
  • 個々の個性がさらに出てくる
  • 色々な感情を経験するようになる
  • 大きな怪我が増える
  • 好き嫌いがはっきりとしてくる

などなどいろいろと変わってきますよね。

乳児

乳児の間にも年齢によって姿が変わり

変化も大きいですよね。

歩けるようになる。気持ちを伝えられるようになってくる。

人見知りをするなど。

しかしながら、乳児気がもっとも大切なような気がします。

なぜならば、入乳児期にどのように過ごすかにより

人間形成が変わってくるからです。

たっぷり甘えることができた子供とそうでない子供が

違うのと同じように過ごし方や育つ環境が違うことで

その人の人間の部分が出来上がります。

幼児

幼児期にはいろいろな経験が学びとなり

記憶していきます。

例えば、逆上がりができない。

だから

園で練習する→できない→教えてもらう→

できない→繰り返し練習する→少しできるようになる→

頑張る意欲が出てくる→練習する→友達が応援する

できる→一人で応援なくてもできる

実際に私が受け持ったクラスでいた子供の事例です。

このお子さんは、内気で視線が合わず消極的で

自分の意見をはっきり言えず家ではやんちゃなお子さんでした。

はじめは、逆上がりができなくても気にしていなかったのですが

友達ができていく姿を見て自分も!という気持ちが生まれ

園での練習がはじまりました。

習得に2ヶ月ほどかかり、クラスの子供たちに

「教えてあげてほしい」と伝えると

できる子供を中心に子供たちが

「腕を曲げる!」「ボールを蹴る感じ!」などと

子供たちなりにその子供に伝えていました。

その子も意識しながら、何度も練習に取り組むようになりました。

はじめは運動遊びの一環としての取り組みだったので

いやいやから始まりましたが

徐々にそのお子さんの姿が変わっていきました。

逆上がりに挑戦することを楽しみにし

「できるようになりたい!」と

はじめて自分の意思をはっきりと伝えてくれました

結果的に逆上がりを習得することができたのですが

逆上がりだけではなくいろいろなものを習得しましたよね。

出来ない悔しさ・繰り返し練習する継続の大切さ

やろうとする前向きな気持ち・諦めない心

できた喜び・達成感・最後までやり遂げる力

成長したのはこのお子さんだけではありません。

周りの子供たちも成長しているのに気がつきましたか?

人に教えてあげる優しい気持ち・出来ない悔しさの共感

できるようになってほしいと思う心・できるようになった達成感

どうやったらできるんだろうをみんなで

考えみんなで成長をしましたよね。

最後にできるようになったお子さんがみんなに

「教えてくれてありがとう。」

といったのです。(やべ、書きながら泣きそう笑)

素直に感謝できるその姿に胸が熱くなりました。

幼児ならではの成長ですよね。

感動の場面に立ち会えた喜びは

今でも忘れられません。

つながる成長

乳児期の成長が幼児期に大きくつながり

さらに大きく成長をしていきます。

例えるならば乳児期は土で種を蒔く

幼児期は芽が出て木となり

枝分かれして大人になり実をつける

といった感じでしょうか。

どの時期も大切ですが

子供たちの心の成長を私たち

保育者がサポートできるように支援や

言葉がけの必要性が改めて大切だと感じました。

もちろん、子供同士の成長場面もあると思います。

そのきっかけをつくるのも

大切なのではないでしょうか。

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